どんなに弱っていても全ての人間は生きている限り就労して集団に貢献していなければならない、という価値観と、都市の広場や公園を無駄なものだとして商業化していく動きは繋がってる。
持続可能性って言葉を知らないのかな。
新自由主義者の頭のなかには目の前の労働力や資源や空間をとにかく食い潰すことしかなくて、育てたり修復したり次に繋げたりというような発想が一切ない。短絡的すぎる。
権力者たちは自分の目の前に次々と差し出される皿の上のご馳走を誰が用意してると思ってるんだろう。想像したことさえないんだろうな。とにかく人々を搾りあげれば無限に出てくると思ってる。

映画のパラサイトって貧乏家族が金持ち家族に寄生しているって意味のタイトルに見せかけて、実際は金持ち家族が貧乏家族の労働力に寄生しながら自分たちの生活を維持しているって話なんだよね。
金持ち家族は貧乏家族がいなかったら子育ても食事の準備もパーティーもできない。だけど彼らは「施してやってる」という態度で貧乏家族を見下してる。
権力者は労働者に見捨てられたら終わる。だから労働者に自信を持ってほしくない。ここを去ってどこにでも行けるって思わせないために時間と余裕と尊厳を奪う。

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