アオサギは悪意の象徴かなと思った。これは生と死の話としても想像と創作の話としてもで、悪意は生きる上で切り離せないものだし(だから最後に大叔父は元の世界に戻る眞人にああいうことを言うわけだし)、創作にも悪意は付き物である。己の悪意と向き合って、拒絶するか共生することを選ぶか。眞人は友達になった。みたいな。

まぁ、だからあんな見た目なんじゃないかなって…美しい見た目の中に潜むとんでもなくグロテスクな生き物。生み出すものもグロテスク。でも触れ合っていくうちにだんだんと奇妙にも可愛く思えてくる。

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あと2回見てもやっぱり眞人パパの”無理解”っぷりがすごくて本当に最高だった話 

眞人くんが自分で頭カチ割って帰宅したとき、パパめっちゃ心配するんだけど眞人の話を全然聞いちゃいないしまったく伝わらなくて眞人くんが「こいつわかってねぇな…」みたいな顔するの本当に笑う。眞人の創作の意図がパパにはまったく伝わらないわけで、つまり悪意に対して無頓着。でもこの悪意に満ちた生き辛い世界において、生きることが苦しくない人ってそういう人じゃん。色々考えないで日本刀持って振り回せる人のほうがそりゃ生きやすいでしょっていう。またこの無理解な父親に木村拓哉の声が合うこと…!!子供を愛しているけど子供の悪意、クリエイティビティにはまったくの無頓着である眞人パパ。眞人パパは生きる力がめちゃくちゃ強いし、多分眞人パパはの眞人母のことも心から愛していたしその上で夏子のことも心から、臆面もなく愛せる、そういう男。そんな眞人パパが軍需工場の主なの、めちゃくちゃ良さがあるし、眞人くんは兵器のことを「美しい」と言う。パパはそんなこと言わないけど、眞人君は兵器に創作性を見ていて、それは業だな~という感じがした。是と描いているようには感じなかったけど、美しいと感じてしまうのは業なのだという感じはした。

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