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岨手由貴子監督「あのこは貴族」鑑賞しました感想~!

階級の違う二人がどうこうする映画は「最強のふたり」「グリーンブック」「クレイジー・リッチ」など沢山あるけれど、それらとは全く違う切り口と解釈。人気のシスターフッドを描きつつも邦画の独自性が際立っていた。
格差や差別を悪とするでもなく、上の階級へ這い上がろうとするのでも下の階級を憐れむのでもなく、淡々と人々の人生を映して「どこで生まれたって、最高って日もあれば泣きたくなるような日もあるよ」で包みこむ、テンプレ愛憎も妬み嫉妬もない、静かで軽やかだけど局所的に湿度超高い不思議な映画。
多分ほとんどの人が一番好きになるだろうあのシーンがすごく良かった…

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