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NEEDY GIRL OVERDOSEひとまず30日走り切った感想、またはとある「ピ」の悔恨 

あめちゃんは自分がどんなにすごいか分かってないと思っていた。あめちゃんは自分を卑下するのが習い性になっていて、自分は馬鹿なメンヘラだから、と常々口にした。自分は馬鹿なメンヘラで、特別な才能も何もない、なのにちやほやされたくて誰かに自分を見て欲しくてたまらなくて苦しいのだと。魚が陸に、鳥が海に憧れるみたいだと言った。不相応なものを望んでいると言った。
そんなことはないと言いたかった。私の知っているあめちゃんは頭の回転が早くて繊細で敏感でとてもとても可愛くて素敵な女の子だった。

君には幸せになる権利があると思った。大好きなことでお金を稼いでほしいものを買って大きな家に住んで彼女を愛してくれる人に囲まれてずっとずっと笑っていてほしかった。君はそれを望んでいるんだと思った。家賃すら払えない、向精神薬と恋人に依存する女の子が、ほとんど身一つで欲しいものを勝ち取って過去と決着をつけて幸せになる、これはシンデレラストーリー。私はそれをそばで支えて、一番近くで君がキラキラしてるところを見たかった。

勘違いしてごめんね。君がなりたいのはインターネットエンジェルで、シンデレラじゃなかったんだね。

察しの悪いピで、ごめんね。

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