BEEFでは日系キャラは出てくるけど、おそらくアリーウォンの実体験から来るであろう、夫と義母、そしてJoy Rideで主演のナオミなどは皆感情移入が難しい、「何かズレてる奴ら」として描かれている。富裕層への揶揄というのと混じっているとは思うけど、韓国系移民の描写から見られる貧困にあえぎ、人格的欠陥やトラウマを抱えながらも必死に生きるみたいな寄り添う描写が日系には向けられてない気がする。
もちろん、フミの苦境や才能のないアーティストであるジョージの辛さなども見てとれるけど何かどこかが「オフ」というかズレてるんだよね。
日本の存在感ないなーというのはクレイジーリッチの舞台がシンガポールで、今回は北京とソウル、そして日本人の登場するのは、日本への反感ジョークという場面でのオチだし、もはや別に東京とか原宿とか出しても別にクールではないんだろうなというのはひしひしと伝わった。