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沈玉の谷で出てくる「鵜」とは「ペリカン」のこととして考えた方がいいかもしれません

日本での「鵜(う)」という漢字はカワウなどのウ科に使われますが、中国ではペリカンの意味です。日本語と中国語とでは全く違う鳥になるので要注意。英語はPelicansになっています。
昔はウもペリカンの仲間として考えられていた経緯があります。

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赤喙ペリカン
朱喙鹈鹕
「翹英荘などの住民は漁のためによく飼いならしている」

飼い慣らした鳥を使う鵜飼(うかい)という漁が古くからあり、中国の鵜飼ではカワウといって、潜水して魚を捕る黒い鳥を使います(日本ではウミウ)。比較的白いペリカンは潜水せずに魚を掬って捕るので嘴が袋のようになっていて、ウとは違う鳥になります。原神のペリカンも潜水していません。
現在のカワウはカツオドリ目なのですが、昔の伝統的な分類ではペリカン目にいました。ペリカンも嘴で魚を獲るのでよくカワウと混同されることがあります。

形態・生態はペリカンで、伝統的な漁をする黒いカワウを組み合わせた原神独自の動物が「赤喙ペリカン」なのかなと私は考えています。

因みに桂林コラボのイラストで空と一緒にいる鳥はカワウです。
youtube.com/watch?si=FVP5dNdwp

   [添付: 5 枚の画像]

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