前にやった調べ物で、コペンハーゲン市で大気汚染と渋滞問題の解決のため、市の中心部から車を締め出し、歩きか自転車で快適に過ごせる街づくりを調査を重ねて進めていった話に出会った。ヤン・ゲールさんという方が関わった都市政策だった。
写真では、飲食店がテーブルと椅子を道にも出し、夏場に水遊びができる水辺を入れ込んだ川沿いの公園もあった。広い歩行スペースのあちこちにベンチがあり、芝生が広がり街路樹が植えられていた。
下の記事(無料部分)を読み、市民からの苦情に接して、役所の人にも街づくり政策について誇りと自信が必要なのじゃないかと思った。
以下、日本の街路樹伐採についての記事から引用。
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担当者が機械的、短絡的に発注しているのだろう。例えば「店の看板が見えない」という苦情を受け、枝葉の張った街路樹を鉛筆のように剪定させる。本来は「下枝が高くなっていれば、お店は十分見える。お客さんは暑い中を歩いて来られる。木陰がなかったら困るでしょう」と言わなきゃいけない。
苦情ばかり聞くので、大きなケヤキやイチョウは新たに植えられず、枝葉を広げないハナミズキのような木ばかりになっている。