フォロー

BT 記事を途中まで読んで(有料会員ではないため…)日本映画『愛しのアイリーン』を思い出した。TBSラジオで宇多丸さんが映画批評コーナーで激賞していて観てみたのだが、怒りでどうにかなりそうだった。過疎の進む地方に住む男性が集団見合い的なものでフィリピン女性との結婚をする話だったと思う。
これもある種の世界系なのではと思うほど自己中心的な主人公の男性が自らの男性としての敗北感をごまかすために周囲の女性という女性を搾取し、それでいてそれらの女性にケアされることを都合よく求めていた。そのような思惑と行為は愛などという都合の良い言葉でひっくり返せるものではないのは明白だ。にも関わらず、その作品ではそのことに対する批評性がなかった。これがなぜ良い映画? 理解ができない。百万が一、良い映画になり得るとしたら、主人公の男性としての身勝手さに対する徹底した批評的視点が鑑賞者にも伝わる形で表現されることが必要だろうと思った。宇多丸さんの批評家としての力量を疑った。

ログインして会話に参加
Fedibird

様々な目的に使える、日本の汎用マストドンサーバーです。安定した利用環境と、多数の独自機能を提供しています。