ここまで読み進めて、見進めてきた中で度々感じていたのだけれど、四畳半神話大系、先輩が選択のし直しで同じような人生と結末を繰り返しつつも、別の道を通ってはいるから関わる人物の別側面が見れるのが面白いところよね。
小津であれば、ある人生では他人の不幸を貪るための妖怪の類という見解しかないけれど、ある人生では彼女持ちで案外純情であることが発覚して。
樋口さんであれば、ある人生では全く関わり合いのない上階の奇怪な住人で、ある人生では自分の師匠に当たり、自由奔放だけれど笑顔が可愛らしく、人を惹きつける人物であると知っていて。