おかんと八犬伝を20日に観てきた
いや〜めっちゃ面白かった。虚と実の棲み分けが分かりやすい。間違えると混乱しやすいのに、上手く描かれててよかった
実の方が印象的でした
馬琴の奥さんお百の気持ちが感情移入しやすい。普通にいる下町の女だから。馬琴と夫婦になったか不思議で仕方ない。恋愛結婚ではないだろう
下駄屋でよかった。普通の子どもだったじゃないか。そしてちくしょう
普通の人だから人並みの家庭でよかったのだろう。口は悪いが身の丈を知ってた人なので愚妻ではない。
夫の才能に対して周りや近親者である息子や息子嫁まで持て囃す姿に嫉妬し、自分には目を向けられない。孤独を感じていただろうと思う
馬琴の傍にいたかったと思うし、大切にされたいのに、家族には向けられなかった。馬琴自身は自分なりに向き合っていたつもりだろうけどね、足りてなかった。
そこは読み書きを教えて、一緒に助け合えれば夫婦仲は良かったはず。お百がお路並に素直だったら、馬琴が偏屈な堅物じゃなかったらと思うと悲しい。時代が時代なだけに仕方ないかもしれない。
馬琴は自分は悪いことをした事がないというけれど、悪いことをした自覚がなかっただけ。妻お百を大切にしなかったのが罪だと私は思ってしまったよね。お百が1番可哀想というか不憫な人だったなと…