つづき
だとしたらミトスが繊細なだけなんでしょう、きっと。もっと強かだったら喪失と絶望に泣き沈むことも無かったのかも知れない。その点については僕にも非があろう。ごめんねミトス。
あの子は、喪った人を思い出にできないんですよ。
いつまでも傷として残って、思考に隙があれば痛みだすんですよ。
役目があるから、まだ沈まずにいられるけれど、そうでなければとっくに絶望の底に堕ちてる。
一ユーザーの僕としては、世界の別なく色んなキャラがわちゃわちゃするのは楽しいし嬉しいから、クロスストーリーは好きなんだけど
創作者の僕としては、もうこれ以上あの子を傷付けないでほしいと思う。勝手なことだけど
おわり
今回のクロスストーリー、終わった時のあの子は「仕方ないなぁ」って言いながらアイラのペン探しを手伝っただろうけれど
もう彼女の目にかつてのような明るい光は灯らなくなってるよ
今あの子を生かしているのは、選ばれし者として脅威からみんなを守りたいという意思と、彼の理想を殺した者としてこの世の平穏を守らなければという使命感
懐かしい顔を見て湧き上がるのは、救えなかった後悔と罪悪感だけなんだよ 彼らの生と幸せを願うのはそのあとだ
どうか、こちらのようにならないで。生きていて。幸せであってと、痛みを抱えながら心の中で祈り続ける
あの子が生きる世界 本当に正しいのかな