わけあって代官山の児童館的なところに来ているが、なんか、あれだな。やっぱりこうして生まれた時から、ギター背負った子やスケボー抱えた子らが、そこでばったり会った友達と卓球したり、ノートPCで曲作りするような場所が近所にあるっていう環境で育つのとさ、どうしてもさ、よそとの文化的な差がさ……悲しいほど生まれてくんだよな 当たり前なんだけどよ 嬉しくもやるせなくもあるぜ
従姉妹が、学費返済のために高級住宅街でベビーシッターをしながら夜はキャバ、っていう生活をかつてしていた頃(彼女の親はあまり熱心に働かなかった、うちの親も随分金を貸した)、ある日、よくシッターしにいく港区のお宅のマンションの家賃が一室200万であることに気づき、それを笑いながらわたしに報告してくれたことがあって そのお宅は子ども五人を全員小学校から名門私立に入れていて、週末は全員で別宅に帰る生活をしていて、港区のマンションは平日用のものだったんだけども なんか、なあ 生まれや育ちで決まるものばかりじゃないってもうわたしちゃんと知ってはいるんだ、でもさ、なんかこういう、途方に暮れてしまう日もあるね、やっぱり
今日そこでやってきたワークショップ。ちーっちゃい子も中学生もいて、無料。持ち物も何もなし。定員に達してなければ、区外の人も参加できる(我々がそう)。わたしは東東京の生まれで育ちもずっと東東京なんだが、やっぱりわたしの生まれた街には、多分今もこういう取り組みは……ないと思うんだよな……税金はやっぱり今後も……こういうことのために……使われててほしいじゃん……