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アガンベンは『言葉と死』でレオパルディの詩「無限」を採り挙げ、この15行の詩にそれぞれ何度か現れる「この」と「その」という言葉を吟味して、この詩が実は哲学と同じ言語活動の体験を語っていることを示し、さらに冒頭の「いつも」と最後の「思考の溺れ/難破」から、その独自性を論じている。

アガンベン『言葉と死』の、“プラトンによると哲学者たちのムーサのものであるという「もっとも美しい声」(『パイドロス』二五九d)は、音をもたない声なのである”の「音をもたない声」の出所が分からない。岩波文庫『パイドロス』をざっと見たが、見当たらないようだ。他の著作にあるのか?…。

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