フォロー

「努力した/してない」の話でもう一つ。
自分にとって一番努力したなと思えるのは教員免許の取得でも就活でもなく、普通車の運転免許取得なんである。
こう言うと大抵の人から変な顔をされる。
「大学に行かなきゃ取れない教員免許より中卒ヤンキーでも取れる運転免許のほうが簡単」「就活のほうが厳しいに決まってる」云々……
私の主観では大学で単位を片っ端から取っていたら免許はもらえた(教員免許は単位修得だけでいい)、就活も片っ端から受験したら一つに引っかかった(履歴書は同じ文案の書き写し)(教採の予備校は通ったが全く優等生ではない)、という感覚なので「努力した」と言うのに後ろめたさが付き纏う。
対して運転免許は毎日のように教習所に通っても全然上手くならず、所内で既に逆走とペダルの踏み間違えをやり、通常の倍の時間をかけて仮免取得、卒検も一回落ちて合格した時も教官から「君は開始早々確認不良で落ちかけたんだよ」と釘を刺され……という逆境にめげない努力ぶりなのである。
結果、今はどうか?
教員は続けているが、周囲に運転を止められ運転への恐怖もあって車のいらない地域で暮らしてペーパードライバーである。
私が努力で得たのは運転に向かないという自己理解のみ。
努力が結果に結びつくとは限らない。
努力が適性を目覚めさせるとも限らない。

ログインして会話に参加
Fedibird

様々な目的に使える、日本の汎用マストドンサーバーです。安定した利用環境と、多数の独自機能を提供しています。