私の家族は幼い頃に部活の指導者からのパワハラと体型いじりを経て、ストレスを貯め切った結果、嘔吐で体を壊し、若くしてなかなか過酷な闘病生活をしている。
きっかけから10年以上経って改善するどころか、今ではもう今後生きていくための方法を意識していかなければならないほど体の中はガタガタだ。それくらい、不安定な子ども時代に与えられた言葉は一生を左右するほどの影響を与える。
だからトランス関連の話を見てて、あなたは心と体が噛み合ってない。間違っている体を直そう。間違ってる呼称を変えよう。性別を表現しようという子どもへの教育を見てると、絶望的な気持ちになる。
その美意識や性別への偏見こそが心も体も殺すきっかけの毒そのものであると私は確信してるから。
トランス後の自殺率が高いのは、私の家族を見てるとなんかわかる気がする。
〇〇らしさのような言葉に沿って生きるのは、一時的には達成感もあり生きやすいかもしれないけど、実際は自分を傷つけてきた基準に乗っかってしまうだけだ。
それは自分を肯定してるわけでもないし、悩みに呼び方をつけただけで、偏見をより強固にするばかり。そんなことよりその偏見を限り取っ払えた方が、その子自身のありのままを肯定してあげられると思うよ、私は。特別じゃなくても生きられる社会がいい