イーロン・マスクは日本でのTwitterの普及ぶりを理想として掲げているらしい。
実際のところ、日本語のTwitterは2017年以降も(ポルノ画像にまつわるBANを除けば)ほぼ2016年以前と変わらない無法地帯であって、文字情報であればどんなヘイトやデマでも流通している。この監視の甘さ(寛容さとか言論の自由とか呼ぶ向きもあるだろう)はマスクが英語圏のTwitterで実現しようとしていることである。
その上で——マスクが考える「言論の自由」が実現した上で——日本は人口に対するユーザー数が諸外国よりだいぶ多い。Twitterのさらなる拡大を目指すマスクにとっては、もちろん目指すべき状況である。というか、Twitter全体を日本と同じくらい無法地帯にしておけば、自然にユーザーが爆増するので勝ち確、ヌルゲーとさえ考えていてもおかしくはない。
日本の状況は少なからず言語の壁に支えられているところがあって、英語でやろうとしてもアプリストアから排除されて軌道修正を余儀なくされるんじゃないかと個人的には思う。まぁ、観測範囲の狭さからくる誤った偏見かもしれないですけど。