キスの日ありがとうございました。就寝前のラストネタ
「相手のどこか、どこにでもキスができるとしたらどこを選ぶ?」と問われて、真っ先に「え、くち」と答えるひろし。ラハは嬉しさ半分好奇心半分に「そうだがそうじゃないだろう! こう、心理テスト的な要素を含んでいるんだ」と再回答を求めた。「どこでもいいの?」「ああ、ただし一箇所だけな」「んー…………」じっくりとラハを見つめたひろしは突然ラハを押し倒すとあろうことか足首を捕まえて上げさせる。「?!!?!」「んじゃ、ここかな」そう言ってひろしはラハの足の甲に口付けてしまった。「んナ、な、ななな」「で? ココはどういうイミなんだ?」「へ? あ、な、なんで……いや……え…………?」
足の甲への口付けは服従を意味し、相手に対する強い崇敬と愛情を含ませる。普段、恋人らしいことをしている時でさえ、ひろしはラハを(愛を持って)意地悪をし泣かせることも少なくない。ラハはラハでそれを堪らないと思っているが、まさかお遊びの心理テストでそんな深層心理が垣間見えるとは思いもよらなかった。
(ど、どうしよう……そんな、そんなこころを、オレが知っていいのかな……)はくはくと口を動かすしかないグ・ラハの視線の先で、ひろしはやっぱり意地悪そうに笑っている。(Sの根底にあるのは献身だよねハオ~の話)