Podcast「こんなん読みましたけど」9ヶ月ぶりの更新です。どうもお久しぶりです。
今回は10月末に出た鯨井の仕事(SFマガジンラテンアメリカSF特集、作品社noteでの連載)の裏側&告知回です。文フリの新刊の話もちらっと。
https://podcasters.spotify.com/pod/show/73228/episodes/25-e2qf8m8/a-abk1tn2
作品社のnoteで連載がはじまります。言語実験的なSF作品の分析&紹介の記事です。初回はハーラン・エリスン。
【連載#1】サイエンス・フィクションのなかの言語実験たち(鯨井久志) 第1回 ハーラン・エリスン |作品社 https://note.com/sakuhinsha/n/nc293736c1b37
短編のあらすじとか、詳細はブログ記事に書きました。
SFマガジン2024年12月号は「ラテンアメリカSF特集 監修=鯨井久志」!! - 機械仕掛けの鯨が https://hanfpen.hatenablog.com/entry/2024/10/18/163810
10月25日発売のSFマガジンは、鯨井が監修をつとめた〈ラテンアメリカSF特集〉号です。
ラテンアメリカ文学研究者・翻訳家で早稲田大学教授の寺尾隆吉氏へのインタビュー、三島芳治「児玉まりあ文学集成 出張版」(!!)(なんとまるまる一篇分描き下ろしです)、SFファンに薦めたいラテンアメリカ文学ブックガイド(28作品)、井上知さんによる最新スペイン語圏SF紹介コラムなど盛りだくさん。
それに加えて、シオドラ・ゴスのボルヘスオマージュ奇想短編や、短編“Soñarán en el jardín” でティプトリー賞(現アザーワイズ賞)を、英訳短編集 "They Will Dream in the Garden"(2023) でシャーリイ・ジャクスン賞を獲得したメキシコ人作家 ガブリエラ・ダミアン・ミラベーテの初邦訳となる短編も掲載!
特集外ですが、劉慈欣の短編(大森望訳)や、今月末に初邦訳長編『無限病院』(山田和子訳、早川書房)が刊行される中国SF四天王の一角・韓松の短編(鯨井久志訳)(!)も載ります。
SFファンの方もラテンアメリカ文学ファンの方も楽しんでいただける号になりました! ぜひお買い求めください。
書きました。
奇想の在処――〈奇想〉とは何か? 試論 - 機械仕掛けの鯨が https://hanfpen.hatenablog.com/entry/2024/10/17/173657
「第2回カモガワ奇想短編グランプリ」
厳正なる審査の結果、大賞1作品、優秀賞2作品を以下の通り選出いたしました。
大賞 レターパックで現金送れ/は詐欺です「くるぶし考」
優秀賞 春眠蛙「潰しに関する覚え書き」
優秀賞 藤井佯「幽玄の惑星」
書きましたん。好きな奇想短篇の話。
狂気の沙汰か、SFか!? 海外奇想短編10選 - 機械仕掛けの鯨が https://hanfpen.hatenablog.com/entry/2024/08/26/225033
The Sengkang Sci-Fi Quarterlyというシンガポール発のスペキュレイティブ・フィクションのマガジンが創刊されたらしい。
ここ1年くらいの宿題をやっとやりました。国会図書館と明治大学現代マンガ図書館に感謝。
はてなブログに投稿しました
つばな単行本未収録作全レビュー - 機械仕掛けの鯨が https://hanfpen.hatenablog.com/entry/2024/08/02/211939
#はてなブログ
「第2回カモガワ奇想短編グランプリ」
【投稿規定】
字数:1000〜8000字
募集期間:8月1日(木)〜9月1日(日)
審査基準:奇想あふれる優れた短編小説
皆さまの投稿をお待ちしております。
灰都とおりさん、去年のカモガワ奇想の「生態系に悪い影響を与えることがあります」も面白かったな。
https://kakuyomu.jp/works/16817330664329993500/episodes/16817330664331247503
鯨井久志。翻訳・書評・ときどき精神科医。SFとラテンアメリカ文学とお笑いが好き。サークル「カモガワ編集室」主宰。ジョン・スラデック『チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク』(竹書房文庫)好評発売中。 Hisashi Kujirai /translator, reviewer