ケイト・ウィルヘルム「アンナの手紙」(日本版オムニ1988年11月号/厚木淳訳)読んだ。爆発事故に遭い、以後消息を絶った研究者の足どりを追うべく、筆跡鑑定士の主人公はある女性の手紙を読み解いていく。すると奇妙な事実が浮かび上がってきて……。
オチをちょっと割っちゃうことになるけど、まさかの時間SF的な決着! ヤング「たんぽぽ娘」的なやつですね。若干必然性が弱い気がするが、女性の筆跡に引き込まれていく主人公の心理描写がサスペンスフルで巧み。
1988年のネビュラ賞受賞作。
@hanfpen ケイト・ヴィルヘルムはすごいですね。
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