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シオドア・スタージョン「トウィンク」(SFマガジン1980年12月号/伊藤典夫訳)読んだ。
テレパシーの能力を持つ男。子を身籠った妻とともに交通事故に遭い、生死を彷徨う子のために、胎内の子と通信を開始し……。
焦燥感に駆られる男の描きぶり、そして出産される胎児の心情をテレパシーというガジェットを介して描き出すところが印象的。出産の恐怖を男が味わう、という意味ではある意味フェミニズムSFなのかもしれない。
貴重な伊藤典夫訳スタージョンなので読んだ。ソノラマ文庫『影よ、影よ、影の国』にも「超能力の血」(村上実子訳)という題で収録されているらしい(未見)。

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