というのは結婚制度があることを前提とした話で、ほんとうは誰か特定個人もとい配偶者に頼らなくても、困ったときは社会全体でお互いに助け合えて、誰かと一緒に住む人もそうでない人も同じように心配なく暮らせる社会になればいいなって思うよ
私は人生の大部分を恋人のいないレズビアンとして過ごしているから、生活をしていてパートナーが同性であることによる苦い経験をしたことはない だから、式場探しに困るカップルや、同性カップルであることを否定された経験のある人も多くいるのだろうと想像はつくし、そういう人たちを勇気づける広告であったのかもしれないとも思いはするけど、結局身に沁みてそれを感じることはない あるいは、写真として見ることで、ああ同性間の関係も異性と変わらないのね、って納得できた人もいるかも知れないと思うけど、いまどきまだそのくらいの認識の人いるー?って謎の上から目線も発動させそうになる
私が共通の経験を持たないことで、意見を書くとどうしても私目線での批判に終始してしまうけど、この広告が社会やプラスの効果をもたらしている側面もきっとある そういう意味では成功なんだと思う もしかしたら、私とは違う良い受け止めをした人のほうが圧倒的に多いのかもしれない でもまあ、いろいろな意見があってもいいかな〜と思いこの1個体の考えを書いてみた次第
制度のある世界の中で、異性カップルと比べて事実婚かよくて自治体のパートナーシップ制度に選択肢が限られていることで、結婚式の準備と同じくらいそのあとの生活の中に現実的な問題がたくさん転がっているのに、「あなたが幸せならそれでいい」を全面に打ち出して結婚している異性カップルと並べるのなら、それは課題への解像度がちょっと低いと思う
ただ、見えなくされがちな同性カップルを大きな広告にそれと分かる形で採用したのはこの社会においてなかなかみないくらい革新的なのは間違いないし、結婚式の文化をより現代にあった自由な形に変えようとしている取り組みはインタビューから伝わってくる ただ、おいおい……というのは見ていて思ってしまうんだよね
https://www.businessinsider.jp/post-279241