個人的な意見として、法律婚はしたいけど結婚式はしたくない もちろん相手次第ではあるけど、大金と労力を費やして華やかな会をするより、そのお金を将来の生活に振り向けたいと思う し、長期的に生活を続けるために必要なのは、結婚式よりも法的な身分の保証だと思う ここでは結婚制度自体の良し悪しは語らず現行制度に同性間の婚姻も含まれるものとするけど、どちらかが病気などでフルタイムで働けなくなったときに扶養に入れられるかとか、一緒にローンを組めるかとか、保険の受取人にできるとか、「事実上」みたいな解釈の余地がいくらでもある関係ではなくて、「法律上」の配偶者になれること

地位が保証されていることや国や自治体の制度を利用できることって、金銭面も精神面ももちろん関係面も全部安定させる方向にはたらくと思う どう証明したらいいか、こういうときどうするか、異性間のカップルに比べて考えることがものすごく多いってだけで関係の継続にはストレスになる 法律婚って法律で決まってることはいちいち心配しなくていいってことだよ

わたしは今付き合ってる人もいないし結婚の予定もないし、そもそもそんなものなくてもひとりで楽しく生きていくぞ!って方向にかじを切っているけど、やっぱりかつて人と会おうとした時期があって、将来のこと全然考えられない関係ができるだけなんだな〜って思ったよ

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というのは結婚制度があることを前提とした話で、ほんとうは誰か特定個人もとい配偶者に頼らなくても、困ったときは社会全体でお互いに助け合えて、誰かと一緒に住む人もそうでない人も同じように心配なく暮らせる社会になればいいなって思うよ

制度のある世界の中で、異性カップルと比べて事実婚かよくて自治体のパートナーシップ制度に選択肢が限られていることで、結婚式の準備と同じくらいそのあとの生活の中に現実的な問題がたくさん転がっているのに、「あなたが幸せならそれでいい」を全面に打ち出して結婚している異性カップルと並べるのなら、それは課題への解像度がちょっと低いと思う
ただ、見えなくされがちな同性カップルを大きな広告にそれと分かる形で採用したのはこの社会においてなかなかみないくらい革新的なのは間違いないし、結婚式の文化をより現代にあった自由な形に変えようとしている取り組みはインタビューから伝わってくる ただ、おいおい……というのは見ていて思ってしまうんだよね
businessinsider.jp/post-279241

私は人生の大部分を恋人のいないレズビアンとして過ごしているから、生活をしていてパートナーが同性であることによる苦い経験をしたことはない だから、式場探しに困るカップルや、同性カップルであることを否定された経験のある人も多くいるのだろうと想像はつくし、そういう人たちを勇気づける広告であったのかもしれないとも思いはするけど、結局身に沁みてそれを感じることはない あるいは、写真として見ることで、ああ同性間の関係も異性と変わらないのね、って納得できた人もいるかも知れないと思うけど、いまどきまだそのくらいの認識の人いるー?って謎の上から目線も発動させそうになる
私が共通の経験を持たないことで、意見を書くとどうしても私目線での批判に終始してしまうけど、この広告が社会やプラスの効果をもたらしている側面もきっとある そういう意味では成功なんだと思う もしかしたら、私とは違う良い受け止めをした人のほうが圧倒的に多いのかもしれない でもまあ、いろいろな意見があってもいいかな〜と思いこの1個体の考えを書いてみた次第

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