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侍タイムスリッパー 鑑賞直後の感想 

現代にタイムスリップしてきた高坂さんがとても純真で実直な方で…ひたむきな姿に元気をもらいました
現代に飛ばされて最初は周りから変人扱いされるけど、それでキレるタイプのお侍さんじゃないのがよかった。適応力がすごい!
信じられないくらい美味しい菓子(ケーキ)がどんな人でも食べられる世の中になっていることに涙するところに、彼の人柄が詰まっていたなぁ。病院を抜け出したとき、どれだけ動揺していても布団と服をきっちり畳んでいくところとか、とっても武士だったね!

現代で出会う人たちも皆さん大らかなので安心して観ていられました

最後はきっと元の時代に帰っちゃうんだろうな…と思ってたら普通に役者として暮らしていくっぽいのでそれも嬉しかった!
時間差でやってきた丸顔の彼もきっと高坂さんの同僚になるんだろうな〜あのあと2人が出会えてたらいいな!

過去を舞台にした作品をつくる意味みたいなテーマも素晴らしかった。
会津戦争の悲惨な末路を台本に書かれたナレーションで知った高坂さんがひっそり泣くところは、つられて涙が溢れてしまった…。
あの打ち上げの場にいる人たちとっては遠い昔の歴史でも高坂さんには少し先に起こる未来の出来事で……見知った同胞たちの顔がよぎっただろうな…。

侍タイムスリッパー 鑑賞直後の感想 

自分が為すべきことは何か迷った末に無茶を通してでも山形さんとの真剣勝負を申し出たのは、自分の運命に対するケジメだったんだもんね。山形さんに斬られたとしても高坂さんにとっては本懐だったわけだし……それでも生きててくれてありがとうだ…🥲
「斬られた者達の無念も背負って生きていく」って言葉の重みがずっしり感じられるのは脚本と役者さんの演技の説得力がすごいからだよなぁ

本来生きるべきだった時代からはぐれた武士2人が、自分たちの生きた証を残したい一心で因縁を乗り越えて作品をつくる…想像していたよりもずっと熱いお話でした

というわけで、たくさん悩んだ高坂さんが丸顔の彼に再会できたときの喜ぶ顔を想像しながら余韻を噛み締めます。
素晴らしい作品でした!!!

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