寝不足になりながら読んだ本「エレノア・オリファントは今日も元気です」
どんな本かの予備知識なしで背表紙のブルーと赤い風船に惹かれて手にとりました。
表紙の可愛くて儚げな女の子にちょっと不安になりながら。
辛い過去でかたくなってしまったエレノアの心が解れていくのがとても良かったです。
結局、自分の問題を乗り越えるのは自分しかないのですが、実際はそうもいかないから、エレノアの強さと正しさに励まされます。
レイモンドが言う「ぼくらが気にしがちなささいなことだとか。そんなことはどこ吹く風とばかりに受け流して、超然としている」
これは、エレノアが自分が傷つかないように自衛の為にしていた事がそう見えていたのだと思います。
そして、それが好ましく見えるのは、私がそうでない世界でいきているということなのかもしれません。
parapara