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高田大介『図書館の魔女』第1巻を読みました。
こんなに知らないことばが出てくる本を、私ははじめて読みました。お恥ずかしい話で、現代小説を読むに必要な語彙はある程度知っていると思い込んでいました。なのに、こんなに語句を調べながら本を読むことになるとは。電子書籍で買って良かったです。
噛み合わせが良くなることばを慎重に選び、敷き詰め、なめらかにならしたように感じる文章でした。これもまた初めての感覚。本を読む時は、そこに並ぶ語句のリズム感を味わうことが多いのですが、これは波立たない、穏やかさを味わうような文章だと感じました。
第1巻ではそれほど大きなイベントは起きず、日常と地続きの新しい試みまでが描かれました。第2巻を読みます。

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