大地の芸術祭にはじめて行くことにした。楽しみ〜
『琅琊榜』54話完走。あまりに面白くて先が気になって、1日5話ぐらいずつ観てたので、ここのとこ他に何もしてなかった…。
架空の中国王朝を舞台にした復讐劇+権力闘争なんだけど、登場人物もエピソードも全部活かされて、心理戦もアクションも友情もロマンスもまあ全部盛りなのに、冗長さがまったくない見事な作劇。あとメイン登場人物の死ぬ場面が出てこず、そこで情緒に訴えて泣かせるみたいなのも全然ない。泣ける場面はいくつもあるけど、抑制がきいていて、ちゃんと人物が考えて行動し、言葉を発してるように描かれてるのがいい。敵対する人物でも、それぞれに意志があってそれを遂げようとしてるといううふうに。
女性が弱々しくないのもいいポイント。野心、意志、知恵、武力なんかで世の中と渡りあってるように描かれてて。
そして飢饉で民衆が苦しんでるのに、援助物資をごまかして私服を肥やす官僚だの王子だの出てきて、まさに今と変わらんと思ったよね。
自分の天下、と連呼する皇帝に、天下とは民のことであなたのものではない、とぴしゃりと言い返す主人公。増税メガネに爪の垢を煎じて飲ませたいわ。飲んでもダメだろうけど。