この前のオンライン推し語り会で私が恋愛ドラマを観るのは人が人に優しくしたい、良くしたいと思って行動する様子を観たいからという結論を得ることができたのでやっぱり人に自分の考えを人に話す機会はすごく大事なんだなと思った。
カスのような労働が終わった。やれやれ。
私は毎年雇用維持のためには額の大きな契約をあげなければならない仕事をしているのでとにかく成績を上げて数字数字数字の世界。短期的な目標に縛られる仕事をしていると自分の価値観との乖離にどうしても耐えられない瞬間がしばしばある。そういうときは職場近所の美術館に行って時間をかけて丁寧に展示をみる。数字のみを価値としない世界に自分を沈めて資本主義で汚れた心を洗っている。
民藝展はやっと自分の暮らしを見つめ始めた私には開眼ものであり耳のいたい話でもありって感じでした。民藝運動を始めた柳宗悦らのコレクションと現代の民藝を見られる刺激的な展覧会だったのだけど、生活を自ら整える必要に迫られない人は生活のきれいな部分の上澄みだけ食べられていいなぁと意地悪な気持ちになりながらも、生活の美しさに気づかずそれに価値を見出さずにその独自性を守るべきものと思わずに生きてるよりも100倍ましか……と思いながら見ました。ワンオペ生活者の複雑なこころ。