シリーズ通してのプロビデンスの感想
小説版をかじると、製作陣はリフレインとか継承とか好きそうだなって感じる。1期の狡噛はほぼ0の佐々山をなぞってああなっているし、プロビデンスの常守朱の行動は1期の狡噛慎也をなぞるようでもある。一方で征陸という「刑事」が選ばなかった銃(法によらない正義)は狡噛が継いで、選んだ執行官(妥協してでも法の元で生きること)は宜野座が継ぐ形になっていてこの2人も対となる存在として描かれていると思う。そういうところが好きなんだけど、監視官としての常守朱をこんなふうに終わらせちゃうんだ……ってちょっとびっくりする。非情すぎるよ。征陸と宜野座と狡噛は「頭が良くても非情になれない人間」だから潜在犯になった訳で、常守も同じ側ってことなのかな。そういう人間たちが「正義」「法」のために戦うのがPSYCHO-PASSってこと??