昨日オデッセイ見てたんだけど(ネタバレ)
観測範囲の評価が「足を引っ張る人が一人もいない!」だったので「引っ張ってる人いるが!!!??」ってなったのでネットの有象無象の意見を信じちゃいけねぇ……と戒めになった。
でもあの長官(だっけ?)のいうことも分かるんだよなー。いや事実を隠したのは悪手だと思うし、本当に酷なことをいうけど10日の絶食ですぐ死にはしない(と素人考えでは思う)から点検はするべきだったと思うけど。
一人の生還のために5人をトンボ帰りさせるのがどれだけ危険か想像に難く無いというか…世間の同情票が取れたものの「これが一年後なら無理だ」って本当にそうだと思うし…いやそういう意味でクルー思いな人が優秀だったとも言えるけど。
それこそ5人の到着前にもう一度砂嵐が来て打ち上げ機が傾けばそこで詰んでた可能性も高かったわけで…
となんとなくあっち側にも共感しながらも、でも一人を助けるために皆んなが手を尽くしてるのはやっぱ熱いなーーーー!全然関係ない国の人が人命をって手を差し伸べてくれるの熱い。中国?の製造の人がえーーーーーって顔しながら粛々と「間に合わせる…」ってしてたの好きだし、天才肌の若者が突っ込んできて「あなた誰?」って言われてるのもすごーく好きだった!
研究に関してもあまり計画的とは言えないが、面白いことに長期的には帳尻が合ってくることが多い。かつて恩師が「一つのことをやるのに最低でも10年かかる。三つぐらいできたら儲けもの」と院生の私にいっていた。へー、とその頃はなかば他人事で心に留めたが実際、新しいことを世間に訴えて何かそれが認められるようになるには最低でも10年ぐらいかかるのは体感で理解できるようになった。人はそれほど他人が何を言っているかなぞ、気に留めていない。繰り返し一貫性のある主張をして人の心に留まるようになるのが最低でも10年ぐらいなのである。なので、その間の寄り道だの停滞だの挫折だのは誤差範囲で、ともかくも大雑把な方向で先に進んで周りに伝え反応を受け止めていると、道がなんとなくできてゆくようである。これは計画性というよりも、荒ぶる研究と人生の不確定性にまみれた波に臨機応変に対応しつつ大雑把な方角を失わないようにする、ということのように思うが、まあ、根が楽天的じゃないとやってられんわな。
まだ使い方がわかっていない