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第二回中村福助・児太郎の会『』夜の部

たーのしかったです!
歌舞伎らしい表現や古典をベースにしたスジと歌舞伎ではない芝居と。
歌舞伎の和楽器の演奏に、バイオリンにあの大きい弦楽器はチェロ?コントラバス?、オルガン?キーボード?の洋の音楽と。
客席と板の上を繋ぐ糸さんと、境界をはみ出てくる三つ子と。
三本の糸を表していただろう舞台背景が線の表し方や色合いから刀の押し型にも見えて。
いろいろなものが混ざり合って面白かったです。

音楽的には特にバイオリンが、このところモリミュで林くんの軽妙なメロディの印象が強く刷り込まれているので、また違った雰囲気の演奏を多く聴けて、こんな深く幅広い表現ができる楽器なのかと印象的でした。

『#三本の糸』思いの外文字数があったので以下畳みます。 

今回松田さん以外で知ってるのはとうかぶ髭切の兄者でもあった中村莟玉さんのみ。
(安田桃太郎さんは殺陣師以外でもいろんなところでバッティングしていると思うんですが、記憶としては明確に残っていないのですみません💦)
一幕の第一声でぱっと気付けたのでわがことながらちょっとびっくりしました。現地一回と配信だけだったんですが。
その次の場面で松田さんが出てきたのであらあらあらと思っていたら兄弟役であら大変楽しい有り難い配役でした。
(あらすじ読まない、読んでも忘れるようにするタイプです)
町人な兄弟ともに胸元がっつり開いてるのでハワワ閉まって仕舞ってと慌てました。
重なり合って事切れるの、エモ、ですね。
安田さんの序盤の殺陣で歌舞伎の殺陣なればこその表現も入っていたのがとうかぶを思い出して懐かしくて楽しかったです。
魔女の中村芝のぶさんも、ずっと女性か歌舞伎役者の方かどちらかしらと思いながら観て最後までわからなかった…。安田さんとの芝居どれも素晴らしかったです。

『#三本の糸』二幕 

あの、あのあの、莟玉さんの月太郎のビジュアルめちゃくちゃ最っ高でしたね❗️
頭のてっぺんから衣装まで全部好みすぎて、ファ⁉️ってなりました。いや最高〜👏✨
お顔立ちに髪型がすごく合っていましたね。あの手の青でスマートな衣装に弱いです。
武家のお育ちの清々しさがまた良かったです。
松田さんの力丸も衣装素敵でしたねえ。髪型的にパッと思い出したのはURASUJIの新五郎でした。なんでだろう遠目に感じたソバージュ感からかな。
ameblo.jp/matsuda-ryo/entry-11
少し淡い緑が落ち着いていて、そしてまた鮮やかで。和尚の数珠がでっかくて、羽織もいかつめのサイズで逆に可愛らしい…。
今日の気分で付けていったイヤリングのカラーリングが衣装の色合いと大枠でかぶったのでまぐれ当たり嬉しかったです。
中村児太郎さんの雪も一幕のおしずとはまた違ってちょっと蓮っ葉で、いや少し大柄ですわね、また並ぶのが松田さんと莟玉さんなもんだから、ふふ。
三つ子で揃いの髪飾りが可愛く良かったです。
幕間にインタビュー記事を読んだんですが、あの、三つ子、松田さんが一番年上じゃん…❓という認識を持ちつつ、一番年上…❓とずっとハテナを飛ばしながら観る羽目になりました。莟玉さんが一番年下なのは疑いようがなかったです、若さ。

『#三本の糸』二幕 ほか 

それから夜の部は松田さんのマイクが調子悪かったのかなと感じる箇所がちょいちょいと。
事切れる前の芝居が細かいんだわ松田凌。兄弟とお静で分かたれた一幕と違って三つ子が寄り添っているのが切ないながらも少しだけ良かったなと思いました。
殺陣も見得切りも観れていやはや楽しい二幕でした。

私に三人吉三の知識が劇団少年社中の「三人どころじゃない吉三」しか無いため、ここのエピソードが三どこでああ変換されているのかなあレベルのふわふわ感覚で見ましたが、いい加減原典の吉三を知りたくなってきました。

一番歌舞伎的だなと感じたのは、暗転の長さを恐れないところです。
とうかぶの時に一番驚いたところが場面転換で幕が引かれた時間の長さでしたから、あれはイヤホンガイドが無かったら私には厳しかった。集中力が無いので暗転は苦手です。

余談ながらとうかぶを観劇した日はマチネが松田さんのクロードと一緒に、ソワレにとうかぶというはしごでした。
一年も経たないうちにそのそう簡単には交わらないような二人の役者が共演するなんて思いもよりませんでした。
しかも、歌舞伎役者の方が歌舞伎以外に出演される機会も多いですが、歌舞伎役者の方の会に呼ばれるなんて、有り難いご縁、得難い体験でした。
配信が楽しみです😁

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