フィクションが人間の認知に影響を及ぼすことってめちゃくちゃあると思うけど、誰よりフィクションの影響を受けてるだろうオタクまでもが、「創作と現実は別」だと言って憚らないのが不思議でならない。
たとえば『ヒカ碁』や『テニプリ』や『ハイキュー』で競技人口が増えたりとか、『ドラえもん』見てロボット工学の道に進む人がいたりとか、フィクションでトランスジェンダーや「オカマ」表象に触れたことしかない人が偏見を持ったりとか、『ジョーズ』のせいでサメのマイナスイメージがつきすぎて乱獲されて絶滅しそうになってるとか、無数にあるのでは。
100%影響があるとは言えないけど、影響を及ぼす可能性は確実にあるよね
どこまで影響を及ぼせるのかについては、議論の余地があるかもね。
たとえば、世の中の圧倒的な権力構造を覆す力はフィクションにはないかもしれない。戦争を止めたりとか。
逆に、権力構造を後押ししたり、差別を強化する力はあるかも。
中国のアニメ映画監督が、『姜子牙』(日本未公開)のインタビューで
「世界は変わらない。けれど変える意思を持ち続けることが大事。それが映画を作り続ける意味」
だと言っていて、胸に沁みた
https://x.com/omph_fyi/status/1370642641839296513?t=tTt4sR5KtkYw0BTzr7_HJQ&s=19