「吸血鬼はいつ『うつくしく』なったのか?」問題(女吸血鬼は元からうつくしいものとして描かれてたが男はそうでもない)続き。
ブラム・ストーカー『ドラキュラ』はストーカーの生前はあまりヒットせず、20世紀に入ってからの相次ぐ映像化によって一躍ブームになったらしい。
1931年にベラ・ルゴシがドラキュラ伯爵を演じたバージョンが代表だが、2012年に出た円盤の説明によると、このベラ・ルゴシは二枚目俳優として、女性ファンから絶大な人気を得たとか。
映像化を機に、男性吸血鬼の性的魅力にも着目されるようになったことは、去年出た光文社版の日本語訳でも指摘されてる。
どうも、女性作家や女性のファンダムによる受容と、「(男性であっても)うつくしくセクシーな吸血鬼像」の発展とは無関係ではないのではと思える。
はっきり美男子として描かれてる『夜明けのヴァンパイア』や『トワイライト』も、女性作家によるものだし
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