子どもたちを政治的主体として捉え、気候変動対策の議論に参加させる。大事。
気候変動によって児童婚や女性器切除(FGM)まで増えてるとは思わなかった。
“子どもは、大人とは違う独特な脆弱性をもっています。子どもは大人を単に小さくした存在ではありません。生理学的にも行動学的にも大人とは異なる存在です。そのような脆弱性をもった子どもたちがいま、これまでにないほどの危機に瀕(ひん)しています。
一方で、子どもたちは私たちが思っている以上に、柔軟で、レジリエンス(しなやかな強さ)があります。先日訪れたカンボジアの農村で12歳の子どもたちが村の環境をよくするために、ポリ袋を拾い、どうすればプラスチック汚染を減らすことができるか、ゴミの捨て方やプラスチック製品の持ち込みについて考える活動をしていました。72歳の長老が「自分はゴミを拾ったこともないし、環境のことを考えたこともなかった」と泣いて自身を恥じていました。
若者はただの犠牲者ではなく、問題解決の一部になり得ます。多くの子どもや若者たちは気候変動問題に意見をもっていますし、関心も持っています。温室効果ガスの排出削減目標などは、彼らの将来に影響を与える決定ですから、その内容を決める際には子どもたちは参加する権利があります。”