『ウマ娘』というコンテンツ(プレイしてないし褒めてもないです)
の名前を見るたび、年7000頭の競走馬が屠殺されているという現実との折り合いを、ファンたちはどう折り合いをつけてるんだろう……という疑問が浮かぶ。
わたしだったら、現実の馬たちのほとんどがたどる末路のことを考えずにいられないけど。
二次創作で「屠殺」ということばを使ったファンは炎上しちゃったらしい。
「現実とフィクションは別」といういつものタテマエなんだろうけど、実在の馬を擬人化して実際に競馬に行くようになるファンもいて、JRAにとっても経済効果が上がっているなかで、そこだけ「フィクションだから」なのか。
申し訳ないけどこの上なく動物搾取的なコンテンツに見えてしまう。
実際、オリンピックで外国の馬術選手が馬に虐待してニュースになったとき、『ウマ娘』好きなフォロイーさんから「結果が出せなきゃ殺されるんだから馬のためなんだ」というリツイートが流れてきて、「『ウマ娘』ファンってこうなの?」とショックだった
『ウマ娘』というコンテンツ(プレイしてないし褒めてもないです)
当然これは『ウマ娘』だけの問題ではなく、根本的には競馬というものが抱える問題である。
上記の「屠殺」で炎上したファンアートの件でgoo質問箱に寄せられていた質問に対して、「『屠殺』なんて現実に競馬を愛している人間だったら考えたくもないことばだ」という回答があった。
賭博のために命を生み出して殺しているという重みを感じ取れるなら、なぜ「すべての引退馬が寿命を全うできるように、できるだけ終生飼育できる程度の生産頭数に絞る」みたいな話にならないのだろう。
『ウマ娘』とは関係なく、「競馬は馬と人が作り上げたもので虐待なんて言うのは冒涜だ」と言ってる人もいた。
馬たちが鞭打たれて走ることを望んでいるのかは馬にしか分からないけど、もしわたしが馬で競馬についての決定権があるなら、走るのが速くなくたって殺されずに済むシステムにする