めっちゃおもしろいけど、ただでさえ警察組織ってだけでちょっと身構えちゃうのに、「龍門近衛局」ほぼイコール香港警察となるとより一層複雑な気持ちになるよね……
https://note.com/65064281/n/n2c419f63c7f7
『アクナイ』って清々しいほど国家権力を美化しておらず、じゃあ国家のほかに、人間のコミュニティが生き延びるためのオルタナティブな場としてはなにがあるのかというと、ひとつはロドスみたいな「方舟」があり、もうひとつは龍門やシエスタ、ドッソレスみたいな「独立都市」がある。
独立都市も、統治者がみんな曲者揃いであって過度な理想化はされておらず、資本主義の理論によってときに倫理が蔑ろにされることもきっちり描かれる。
ただ、国家権力から「やや」距離を取って、かろうじて一定程度の自由が担保された場所としてそうした場が描かれるのが、絶妙な塩梅だなぁと。面白い。
うがって見れば、龍門がほぼイコール香港であり、物語の準主役であるチェン・フェイゼが近衛局(≒香港警察)を後にし自分の道を模索しはじめたあたり、やはりそれなりの意味があるのかなと思えたり
https://fedibird.com/@cutmr/111011501024453820 [参照]
「火山と雲と夢色の旅路」4まで読んだけど、すでに好きすぎて先読みすすめるのがもったいなくなってる。
特にエニスの母のヘイリーが、母親“だけど”ちゃんと中年だし、(本来の)ロックローラーなかっこいい女性として描かれてるのがキャラとして秀逸すぎる。
ほんとに女性の表象のバリエーションが豊富だなぁ、好き。
あと、わたし『アークナイツ』はもともと血縁じゃない家族の丁寧な描写が度々あるのがすごい好きなんだけど
(いちばん核なところで言うと、テレジアがケルシーにとっての「家」を作りたいと思ってできたのがロドスだし)
今回より真正面から取り上げてることが分かってすごいうれしい