『セックス・エデュケーションS4』、日本みたいにクィアや反差別やヴィーガニズムがまだまだ端の端って感じの文化圏にいると、「意識高い系」としてステレオタイプの強化してるんと何が違うの? ちょっと保守的すぎない?と思ったりもするが……
イギリスはたぶん右傾化傾向にあるとはいえ、曲がりなりにも人権意識がセントラルにあるから、そこから排除されざるをえない「田舎」の「後進的」な人たち、いわゆる「後進性」のなかにいるマイノリティや弱者にスポットライトを当てることに意味があるのかなぁと思った。
イギリスのトランスパーソンたちがおかれている状況、トランジションを望んでいても、ジェンダークリニックまですぐたどり着けずに長い長に待機列のなかでさらに身体的な変化が起こっていったりしてメンタルヘルスをやられる状況などがちゃんと描かれているのはいいなぁと思う
『グッド・オーメンズ』クロウリー→アジラフェルをセクシャルな関係含めたパートナー、夫あるいは浮気相手と表現してるのうれしすぎるし、ついでにいうとS2の准主人公的な女性同士のパートナーのひとりが営んでるカフェが、オーツミルクとかの植物性ミルクをプッシュしてるのも地味にうれしい。
クィアや人種的マイノリティを描くことに意欲的な『セックス・エデュケーション』ですら、ヴィーガンに対しては「意識高い系の痛い人」みたいな描き方でモヤモヤしてたから
https://fedibird.com/@cutmr/111149884285638104 [参照]
『クィア・アイ』のボビーが、「子どものころ毎週日曜日になると『僕をゲイにしないで』と泣きながら祈った」「今では二度と教会に足を踏み入れないと決めている」と話していたのを思い出した。
クロウリーが堕天した理由はまだ明かされてなかったと思うけど、アジラフェルに恋をしたからかもしれないよね。
権威の側から「戻してやるから喜べ」と言われても、二度とその一員にはなれない疎外感があるかもしれない。先にクロウリーを追放したのは天国なのだから
https://www.netflix.com/title/80160037?s=a&trkid=13747225&trg=cp&clip=81674827
アメリカなどにおいて宗教保守が政治的にも影響力をもっているのを思うと、天使と悪魔のshipを描いてきた『グッド・オーメンズ』は斬新で、さらに彼らのホモセクシュアルな関係まで踏み込むとなると結構、かなり(ほんとうの意味で)攻めた内容なのかもという気がするな。
歴史上キリスト教がクィアを排除してきたことと、天国から堕天したクロウリーの立場とは重なって見える部分もある