今まで色んな展示に参加したりギャラリー巡りなどもそこそこしたけど、会話に筆談や音声認識が必要とわかると、ギャラリーのオーナーにしても作家さんにしても、ほとんど相手は黙ってしまう。
こちらが色々な話題を出しても、そういったものを使わないで済むように、はいやいいえなどの答えしかくれない。向こうからも話を振ってくれない。全く会話が弾まない。作家活動の輪に入れてもらってないのでそういったところから引っ張ってこれる話題の糸口も少なく、私の打つ手にも限界がある。
こんなんで、作家として交流の輪を広げたり、知らないことを教えてもらえるような繋がりを作ったり、絵に対するアドバイスをもらえたりできますか?
積極的にそういう所に出かけて行って働きかけていかなきゃだめだよ、とはさんざん言われるけど、聴覚障害者に対して閉じてしまう相手に対してどうしたら良いのかという答えはもらえない。相手のあることなので、私の方だけが頑張ってもどうにもできない。
そういう場所に出向いていくための同じ労力や時間、お金を使っていて、健常な作家さん達がどんどん居場所や仕事を得ていってるのを見ていても、私はそれらの半分も得られない。