わかった気になってるところを人に説明できるよう勉強しなおそうコーナー 人工呼吸器 

人工呼吸器 モード

大きく3つ
・A/Cアシストコントロール
・SIMV
・CPAP

A/C強制換気
CPAP自発呼吸
SIMV強制換気/自発呼吸の両方

強制換気には2つの方法がある
従圧式換気(PC)と従量式換気(VC)

PCプレッシャーコントロール:
設定された圧になるまで空気を送り込む
過度な圧をかけないので肺損傷を防ぎやすいが、肺の硬さによって入る換気量が変わるため1回換気量が保証されない

VCボリュームコントロール:
設定された空気量を送り込む
気道抵抗が高くても設定した量のガスを送り込むので1回換気量が確保できるが、肺のコンプライアンスが低下している場合は肺損傷のリスクがある

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◾︎A/Cモード

補助換気:タイミングを自発呼吸に合わせる
調節換気:一定のタイミングで決められた空気を送る

補助:Assist
調節:Control
合わせてA/C

自発呼吸があると、横隔膜が動いて胸腔内圧が陰圧になるため、グラフ上一瞬下がる

6秒に1回換気と設定されていた場合、
自発呼吸がなければ6秒に1回調節換気を行い、その合間に自発呼吸を感知できればそのタイミングで補助換気を行う
つまり調節換気、補助換気どっちもやる

・メリット
換気量確保しやすい
呼吸筋を休ませることができる

ため
自発呼吸がない、自発呼吸が不十分な患者に適応

・注意点
強制換気中は自分の意思で息が吐けないため同調性を観察する
過換気にも注意

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◾︎CPAPモード
自発呼吸にPEEPをかけたもの
PEEPとは一定の圧力をかけて肺胞を萎まないようにしている
Continuous Positive Airway Pressure
持続的気道陽圧

気管チューブの抵抗があるためストローで息をしているような状態 苦しい
そのため自発呼吸をサポートする設定がある

・PS プレッシャーサポート
自発呼吸を吸いやすいよう圧力をかけてサポート
1回換気量を増やすことで呼吸回数を下げる効果がある
人工呼吸器側の圧をあげて結果的に胸腔内圧<人工呼吸器内圧(?)にする(圧格差をつくる)ことによって、空気が肺に流れていく

適応は自発呼吸がある患者のみ、呼吸器離脱過程
換気量が足りているか、などが観察項目

◾︎SIMVモード
Synchronized Intermittent Mandatory Ventilation
同期式間欠的強制換気

A/Cと違い、自発呼吸の時補助換気を行わない時がある

・呼吸器同調性
CPAP>SIMV>A/C
・換気サポート
A/C>SIMV>CPAP

・適応
CPAPで換気不十分な方
A/Cで同調性が悪い方

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プラトー圧とは
空気を送り込んだ後回路が閉じた状態
=実際に肺胞にかかっている圧

◾︎PEEP
Positive End-Expiratory Pressure
呼気終末陽圧

人工呼吸器が必要な患者に陽圧をかけ続けて肺胞を膨らませておくこと 虚脱防止
呼吸をする時1番労力が必要なのは息を吐ききったあとまた吸って、肺胞を膨らます時
なので、圧を常にかけ続けてあげることで萎みきらず、また膨らみやすくする=呼吸仕事量を減らす
肺がぺしゃんこになると再度膨らむ時かなりの力がかかって痛む=虚脱性肺損傷(アテレクトラウマ)

人は吐ききった状態でも肺の中にガスが残っている=機能的残気量
機能的残気量が減ると酸素化も低下する
(血液は常に流れているため、呼気時にもガス交換は行われている。呼気時に肺の中にあるガスが減れば当然酸素化も低下する)
これにPEEPをしっかりとかけて機能的換気量を増やそうということ

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