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ジャック・ランシエール『文学の政治』森本淳生訳、水声社 suiseisha.net/blog/?p=18099

詩人と労働者を分割=分配(パルタージュ)するもの

「文学の政治」とは、作家が行う政治活動や、その作品の政治的側面をいうのではない。《文学は文学として政治を行う》のである――エクリチュールの民主主義が成立する近代以降、《文学》によってラディカルな次元で可能となる既存の「分割=分配」への異議申し立てを提示する、メタ・ポリティークの詩学。

【目次】
Ⅰ 仮説
文学の政治
文学的誤解

Ⅱ 人物
エンマ・ボヴァリーの処刑――文学、民主主義、医学
戦場にて――トルストイ、文学、歴史
闖入者――マラルメの政治
ベルトルト・ブレヒトの悦ばしき知識
ボルヘスとフランス病

Ⅲ 交錯
窓から入ってくる真理――文学的真理、フロイト的真理
歴史家、文学、伝記ジャンル
哲学者における詩人――マラルメとバディウ

原註
訳註
索引
訳者あとがき

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