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UFCの試合を見たうえで、よくあるカンフー経由の舞踏的な映画のアクションに対する不満がどこにあるのか考えてみたが、やはり実戦にあるべきしょっぱさ、塩試合っぽさが足りないんだよな。『ロード・ハウス』に感じた不満は少なくともここにある。

本来はリスクの高い攻めは躊躇われるはずで、一定の様子見の時間帯があるはずだと感じる。(それが生じないなら、勝負を急がないといけない理由を用意すべきである)

お互いの距離を調整したり様子見したりするような緩い時間がない。だれ場のないアクションには緩急とサスペンスが無い。

もちろん舞踏的なアクションは、リアリズムに対するカウンターだから大きなお世話なのだが、実写映画の中で実演をどのように演出するかという問題にかかわってくるような気もする(上手い歌手が歌っている場面を流せばいい映画か?_

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