ポール・シュレイダー『カード・カウンター』を見た。
オスカー・アイザック主演。過去に拷問官だった男が、服役のち、現在はカジノでほどほどに稼ぐことで生活の糧を得ていたが、、、会った若者から復讐を持ち掛けられてという話。カチコミに行こうとする若人をいさめる主人公像が、ポール・シュレイダーとしては新鮮。
オスカー・アイザックがカードやっている様子を、クローネンバーグみたいに理知的でぎちぎちに統御された画面で撮ってるだけで結構ずっと見れる。
(オスカー・アイザックの人物造形がそういう、欲望や感情のたかぶりを抑え込んだ禁欲的な人物なんだけど)
『魂のゆくえ』同様、堪えて堪えて爆発するという構成。