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この夏に俺に起こったある出来事を書いてみようと思う。文は得意じゃないから分かりにくかったらごめん。でも、どうしても誰でもいいから聞いてほしくて、ほんとごめん。
じゃ、はじめるな。
俺の実家の村には古い言い伝えがある。
”11月の第1週の祝日には赤ワインを捧げること。
村はずれの丘に立つ十字架に触れてはならないこと。
ウェストミンスターを訪れる際は、必ず十字架の丘の花を積んでそなえること。”
村の長老となったばあちゃんの口癖だ。破ったことはない。
後期に入る前の秋休み、俺は久しぶりに実家に帰ったんだ。山の合間にぽっかり空いたようなとこにある、自然豊か、というと聞こえはいいけど、まあ刈る人もない空き地があったり、林があったりするいわゆる田舎。小さな商店と最低限の学校があって、診療所、寄合所。休みじゃなくてもそこにいけば誰かいる、みたいなそんなとこだ。若いやつらは祭りに顔を出さないと心配される。まあ、悪くいうとしがらみの強さが鼻につくような村だ。もう何世紀も同じなんだと思う。
そして、初めて来る人間は必ず道に迷う。俺と行けば大丈夫だけど、わかればそんなでもないけど、ちょっと罠的な道筋と地形なところにあって、まあ簡単には辿り着けない。

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