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マテヨ「いやぁ、本当アナタが無事でよかった。こうして新たな優勝者を見つけることができたんだから」

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優勝者がまさかの不祥事で活動を自粛し、あやふやな結末を終えたTOT。
しかしTOTはそこで終わらない。マテヨたちは餅付に代わる優勝者を据えることにした。

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「え?」と皆の反応が一致した。
百連撃「スパイ作戦。これでアイツらの鼻を明かせるはず!」

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旧惑星「うむ…その契約書とやらをなんとか回収できないかな」
ゆうちゃむ「餅付くんがマテヨに謝ってさ、従うフリして懐に入り込むとかは?スパイ作戦」
Minato「いやー流石にもう見限られてるでしょ」
百連撃「…あ!待っていいこと思いついた!」

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百連撃「クソっ、俺が逮捕されたのもマテヨのせいだってのかよ」
Minato「それ百連撃サンの自業自得」
餅付「で、でも何にしても証拠がないんだ。モレソとマテヨの繋がりも、政治家との癒着の証拠も。マテヨたちと戦うなんてできないよ」

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ZarameP「…どこまで関与してるんでしょうね…」
ZaramePはファンに襲われた際につけられた腕の傷をさすった。
自分を襲ったファンが自分の場所を特定した理由は警察から明かされなかった。もしそれがモレソやマテヨの仕業だったらと、恐怖した。

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ゆうちゃむは今も集中治療室で眠る古泉瑠璃の姿を思い出していた。

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餅付「え?」
ゆうちゃむ「モレソがリルルちゃんのプライバシーなこと勝手に明かして炎上させて、リルルちゃんすごく思い詰めてた。あれもマテヨが命じてたなら許せない」

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百連撃「いいわけねぇだろ!デマならちゃん訴えろや!」
旧惑星「やめろ百連撃!」

ゆうちゃむ「…それってさ、リルルちゃんもマテヨのせいで炎上したの?」

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餅付「信じなくてもいいからね。どっちにしても時間が経ったらいつものように、
みんな何事もなかったかのように忘れるんだ。
それまで静観してれば…いいんだよ」
その言葉はほとんど自分に言い聞かせていた。

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餅付「信じてもらえるかわからないけど…」
餅付は表彰後のマテヨとのやりとりを話した。
マテヨの政治組織との癒着、マテヨがモレソに命じ、自分含め人気TouTuberたちを意図的に炎上させていたこと。
その話にみな驚いたり、半信半疑だったりと様々な反応を見せた。

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百連撃「つうかよ、今出回ってる炎上だってどうせ全部ガセだろ?名誉毀損でモレソを訴えようぜ」
餅付「ダメだよ。モレソは…アイツはチョマテヨやTouTube社をバックにつけてるんだ。
俺が何か言ったって揉み消されて終わりだよ」
ZarameP「マテヨ…?どういうこと?」

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餅付「…なんで助けちゃうの。俺、いろんな人から死を望まれてるのに。
俺なんか助けたら君たちまで叩かれるよ」
Minato「だからって死んで当然ってことはないでしょ。まぁ思い詰める気持ちもわかるけど」

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ゆうちゃむ「それであーしらで救急車呼んだの。あと数分遅れてたらやばかったって」
帽子を被った女性がゆうちゃむであることを、餅付は声で気づいた。
消息不明とされていた彼女とこのような形で再会したことに餅付は内心驚いた。

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旧惑星「餅付くんが動画もSNSもずっと更新してないのが気になってさ。百連撃がキミの家を知ってたからみんなで駆けつけたんだ。大家さんに事情を話して鍵を開けてもらって、そしたら君が倒れてた」
そう話す旧惑星の声は、歌い手として活動していた頃に比べ随分高音になっていた。

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自分は過食とストレスによって倒れ、そのまま──
餅付「俺、死んでないの?」

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餅付の目覚めを確認すると、彼らは安堵の顔を浮かべてた。
Minato「無事でよかった〜餅付くんここがどこだかわかる?」
餅付は一生懸命状況を振り返った。

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