12年前、長女は2年生で次女は年長だった。次女の卒園式は防災頭巾を式に持ち込んで行われた。長女は卒園式前に持ち帰ったのに。卒園式では園長先生が地図を指し示しながら震災の話をしていた。
次女の学年はそれから9年後、コロナ禍での高校受験と中学の卒業式を迎える。高校の入学説明会は本来は校歌の練習をして入学式までに歌えるようにとのことだったらしいが歌の練習は行われなかった。
入学式と始業式だけ行われ、その後は2ヶ月の空白が生じる。高校生活が本格的に始動したのは6月に入ってから。部活が決まり、担当楽器がやっと決まったのは7月に入ってからだった。本来は7月に校内で七夕コンサートを行っていたらしいが当然それは行われない。夏休みの部合宿もなくなった。宿泊研修は次女の学年だけでなく下級生たちも行ってない。5月に行う予定だった体育祭は球技大会と合わせた形で行われた。修学旅行が予定通り行われたのはよかったなと思ってる。
あの時年長だった子が高校卒業を迎えてる。この学年は本当に本当に色々あったなあと思う。みんな大きくなったね。