そこそこの都市に住んでいて、障害者手帳を持ってるので、映画は千円で観られるし美術館などは場合によって無料で入れたりもするし、市営地下鉄の交通費の割引も受けられるけど、手帳のベネフィットを受けられるのってそういうのにアクセスできる程度の都市部に住む障害者に限られていて、地域格差えぐいな……と使うたびに思う。
生まれ育った地域だと、移動は基本的に車、映画館は小さいのが町にひとつ(子どもが夏休みにアニメを観に行くところ)、美術館や博物館は行こうと思えば片道2時間、とかで、そういう場所だと割引されるような文化資本にアクセスすること自体が困難なので手帳を取得しても経済面のメリットがあんまり見当たらない。障害者雇用もほとんどない。
私は都市部に住んでいたことで障害者に「なる」選択肢を得たようなもので(私は中途障害)、これも特権的なことだな……と思う。精神は該当しても申請しない人多いだろうし。

それと、居住環境がたまたま文化資本へのアクセスに適していても具合悪くて利用できないこともままあって、困ってるのはそういうことじゃない、ていうのはすごくあるので、それはそれとしてそれ以前に経済的な困窮や医療へのアクセスにもうちょっと支援をくれ、という気持ちも大いにある。
特に結論はないけど障害者手帳を使うたびに思うこと。

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「障害者割引」に限っての話
福祉サービスの要件としての手帳とかはまた別の観点になるだろうけどそれもめっちゃ地域格差ありそう

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