御剣怜侍と狩魔豪の話
「これが本当に正しいのか」それを疑ってしまったら御剣はまた動けなくなってしまいそうだから、疑う気持ちも無理矢理にでも捨て去った
だから1-3で御剣は「余計な感情を思い出した」って言ったんだろうなと思う
思い出さずに疑わずに盲目的に信じていられたら苦しみなんて思い出さずに済んだのに でも「思い出した」ってことはさ、本当はずっと御剣の中にあったんだよ 捨てられてなかった ずっと押し殺していただけ
逆検2での狩魔豪が「警察など信じられないから自分で捜査する」と言ってたけど、御剣は「警察の捜査を信じてるから自分の仕事は被告人を有罪にすること」というスタンスで(御剣本人じゃなくイトノコ刑事からの言葉だから、イトノコ刑事の解釈も入ってるかもしれないけど、それほどイトノコ刑事は信頼してくれているということでもある)、その時点で狩魔豪と御剣怜侍の根本は違うんだよな
狩魔豪は自分以外の他者を信用しないけど、御剣怜侍は信じる心を捨ててないし、根本では光を信じている そういう人である あのとき成歩堂を助けた御剣はまだ御剣の根っこで生きていた 御剣はそれから目を逸らしていただけで