御剣と成歩堂の話(シリーズの諸々ネタバレ含む) 

御剣と成歩堂、5~6では盤石の友人!幼馴染!相棒!って感じになってるけど、お互いの感情の向け方について考えたときに、
御剣は大人になってから成歩堂に救われた(逆裁1-4)、そしてそこから自分の中で沢山悩んで考えて自分を見つめ直す期間を経てから(逆裁1-5~2)再び自分の意志で自分の足で歩み出したので、御剣は比較的「理性的に/俯瞰の目線も持って」成歩堂に救われた経験を今の自分の血肉としているんじゃないかなという気がするし、だからこそ自分の明確な意思として成歩堂への感謝や恩義みたいなところを持ってる気がする
対して成歩堂は御剣からの最大の救済経験が小学生の頃だから、なんかもう刷り込みなんですよね…… 理由とか言語化とかは後付けになる 「味方がいない孤独」の恐怖と共に「御剣に救われた」こと、「御剣からもらった言葉」をスポンジのように吸収して自分の深いところに根付いてしまっている 「この二人(御剣と矢張)は何があっても信じる」は明確な意思だけどどちらかといえば本能や直感に近いイメージというか
だからこそ成歩堂は御剣のために弁護士になって会いに行くまでするし、2で感情グチャグチャになるほど御剣の失踪(検事としての「死」を選んだこと)にショックを受ける 刷り込みだから…

御剣と成歩堂の話(シリーズの諸々ネタバレ含む) 

で、成歩堂の刷り込みも大概とてつもないんですけど、考えて考え抜いた結果の今である御剣の感情も大概とんでもないと思うんですよね これは私の性癖の話でもあるんですが……
自分の意志で、理性で選び取ったうえでの関係はもう言い訳のしようがないので……
成歩堂が御剣を信じているのは根っこに刷り込みに近い部分があるけど(勿論流石に逆裁3あたりくらいからは今の御剣を見て積み重ねたものも含めてだから刷り込みや無条件の信仰のようなものだけではないけど、しかし御剣に対する感情のハードルだけなんか絶対他の人とは違うとこある、そのへんのバグりはある)、御剣は全部ひとつひとつ考えた上で自分から成歩堂に手を伸ばすこと、この関係を手放さないことを選んで「かけがえのない友人」「相棒」と呼ぶんだっていう 検事局長になってなお自分の力だけではどうしようもできないこと、検事としての自分ではできないことを成歩堂に協力を頼む(逆裁5-5)くらい成歩堂という男を信頼してるんだっていうこと 成歩堂が小学生の頃からの刷り込みとして御剣に対して持ってきた「無条件の信頼」を御剣は大人になってから、自分の意志で持った 自分の意志でそのハードルを下げたってことが、クゥ~~~~……ってなります

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御剣と成歩堂の話(シリーズの諸々ネタバレ含む) 

そう そうなんだよな逆裁2の成歩堂の御剣の話題出た時だけあからさまに様子がおかしかったの、癇癪を起こした子どもみたいだなって印象だった なんかほんとあそこだけ変だったもん!!!!!!!!プレイ中うろたえた
御剣のことになると成歩堂は小学生のころの、御剣に救われたころの成歩堂が出てくる気がする 御剣のことになるといやに子どもみたいな純真と呼べるほどのまっすぐさ、頑固さ、わがままさみたいな… わりとドライなツッコミもする成歩堂が御剣の話になると妙に幼い子どもみたいになる瞬間がある 成歩堂の中に小学生の頃の成歩堂がまだ存在していて、御剣に関する時だけ出てくる感じっていうか 成歩堂にとっての御剣ってあの瞬間がもう絶対的なものなんじゃないかと思う
大人になった&関係が安定した5~6ではあんまりそういう面が出てくることはなかったけど、一生持ち続けてるんじゃないかなと思う 成歩堂本人もコントロールできない、無自覚な部分すらあるかもしれない 刷り込みだから…

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