タチアナの話(ヴ愛めちゃくちゃネタバレ)
「小物は決して自分を凌駕しない。だからいいのよ」って台詞、タチアナの在り方とか、タチアナの中にある劣等感や自尊心や時間をかけて複雑に捻れた色んなものが滲んでる気がした 改めて聴いてなんか…色々考えてしまった チェズレイの父の正妻であることに並々ならぬ執着を持っていたタチアナ、夫が気にかけていたサティアを憎み、歪み、囚われ続けたタチアナ………
それにしてもここのシーンの3人の会話が私はめちゃくちゃ好きなんですよね 皆が、というか特にタチアナとチェズレイの会話がずっと高潔で
「なぜあんな女が…!」と言うタチアナに「もうよせ」って言うモクマさんの声色、相棒への思いが滲んだそれも大好きだし、それに対して「…構いません。相応の覚悟がおありです」って言うチェズレイ 覚悟があるのならば言葉を止めさせることをしないチェズレイのそういう在り方が、チェズレイの美学だと思うし
チェズレイがここまで来た真意を知ったタチアナが「こんな侮辱があるものかしら」って切り捨てるのも、高潔な悪で…すーーごい好きだな…と思う
それぞれがそれぞれの自分の誇りを貫く会話の美しさ