チェズレイと変装と催眠(ヴ愛、キャラブとか諸々バレあり)
キャラブの情報からチェズレイはファントムの変装と催眠の技術を教わったのではなくファントムに裏切られてから習得した=すべて自分の力でファントムの技術を会得したということが分かるわけだけど、モクマさんに言われ否定しなかった「血反吐を吐くような努力」のひとつにそれも含まれているのかなと思うし、ヴ愛でオレクに「俺にその秘術を明かせ」と言われたとき一笑に付したチェズレイのシーンの解像度がそれを踏まえるとさらに深まるな…と思う
チェズレイがすべて自分の力で会得したファントムの技術を(きっとチェズレイはファントムと蜜月だったから教わったんだろうくらいの感じで)「俺に明かせ」と言ってみせるオレク、きっとそれを得るまでに想像を絶する努力をしたチェズレイ、しかし「あなたには一生かけたとて習得できない」とは言うが己の血反吐を吐くような努力については何も言わないひけらかさないチェズレイ……
ヴ愛のチェズモクの話
ヴ愛でたくさんの人間がチェズレイを化物のような目で見て あるいは超人のようにまなざして チェズレイを自分と同じ人間であるものとしてみなかった 最初からなんでもできたわけじゃない、肉体も心も傷がつかないわけじゃない、人格を持った、不完全でときに脆く愚かなひとりの人間であるということ
それをずっと描いてきてからの山小屋のシーンで、モクマさんがチェズレイを当たり前にひとりの人間として見つめてくれたあたたかさが本当に…沁みて…………
今のチェズレイの帰る場所が、あったかいモクマさんのそばだってことが何度でも沁みる
ヴ愛のチェズモクの話
あとモクマさんが「お前なら自力でタチアナの催眠を解くとこまではいっただろう」って言うところもすごく好きで、モクマさんはチェズレイの強さもちゃんと見てくれてる チェズレイ・ニコルズがこれまでの人生の中で時に血反吐を吐くような努力もして手に入れたその強さも、多分誰より見つめて信じてくれている
そのうえでモクマさんはチェズレイができる限り傷つくことがないように守り手でいてくれる