東海汽船が1月8日から実施する予定の「続・ミステリーきっぷ」(出発直前まで目的地が分からない代わり、割安の運賃で都内の島のどれかに行ける)を利用したくてたまらなくなったので友達を誘ってみたんですが。
tokaikisen.co.jp/news/499114/

その子と私とで、唯一お互いの予定が噛み合う貴重な日というのが全く別件のバーベキューの開催日であり、でも船が出るのって結構夜遅くだから解散後そのまま港に行けば身体ひとつで乗れるじゃん……
という弾丸旅の合意が取れた瞬間のメッセージ履歴です。
あまりにも勢いで予定を決めている。

一応は旅好きであるものの根幹が出不精なので、こんな風に用事で出かけたら帰らずそのまま別の場所に行く、くらいの勢いがないと本当に家から全然出なくなっちゃうんですよ。
自分の部屋が好きすぎる。
とりあえず1月中のどこかで「ミステリーきっぷ」使ってみます!

「ザトウクジラが潮を吹いていますよ」
大型客船〈さるびあ丸〉のデッキで東海汽船の職員のおじさまに言われ、顔を上げると、本当に何度か噴水が見えた。
遠くの方に白く。ふんわりと。

このとき船の横揺れを抑止するフィンスタビライザーは、海洋生物の接近に伴い……というアナウンスのもと少し前からしまわれていた。
例のクジラだったのか、海域的にイルカの群れ等であったのか、理由は分からないけれど、確かに出港時よりも船体は大きく揺らいでいるような気がした。

先日予約した「続・ミステリーきっぷ」の行先は5種類。
大島、利島、新島、式根島、神津島のうち、私達は一番遠い神津島(竹芝から約12時間の乗船)を引き当てたので、船内を探検してから現地にたったの18分程度滞在したのだった。
船ではデッキで星を眺めてシャワーを浴びて、ご飯を食べてお茶を飲み、電波が入らなければ本を出し、マットレスで眠り、起きて外に出たりまた昼寝をしたり、この旅程ならではの過ごし方でさるびあ丸を満喫した。

神津島には一瞬降り立つだけなので、事前にお寿司(この島はお魚が有名!)を予約しておき、桟橋で受け取った。現金で支払う。
遅れがなければ滞在30分の予定だったため、湧水も汲みたかったのだけれど、それはまた今度。

[参照]

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こちらの行先が神津島だと判明後、すぐに予約していた「熟成魚ちらし寿司」の出前について。

ふだんお魚や貝類をあまり食べない生活を送っているので、もう全然舌が肥えていない人間(小物感)の感想なんですけれど……
私が今まで食べたお寿司の中で、一番といっても過言ではないくらいに美味だった……。

・天使の寿司海老
・アブラボウズ 炙り
・クエ
・クロシビカマス ねぎとろ
・レンコダイ 霜皮造り
・ハマダイ
・大生丸 銭洲 金目鯛
・カンパチ

『神津島 熟成魚工房』さんというお店が販売しているもので、以下のインスタグラムの投稿(&複数の購入者の感想)を目にしていたため、試しに利用してみました。
instagram.com/p/C106ASmv6cj/?u

夜間でも電話かDMでの予約に対応してくださり、私の場合は竹芝ターミナル待機時の22時半ごろ、名前と到着日時を送ったところすぐにご返信があり。
さるびあ丸のデッキで、これを食べながら後にする神津島の景色も含めて楽しい思い出に。

初めてのア、アブラボウズ、名前がすごく怖いけれど脂が乗っていて素晴らしく、ぜひともまた食べたい。
深海魚なんだそう。

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