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Jonathan Sheyはアキレウスのアガメムノンに対する怒りをモラル・インジャリーと解釈してるんだけど、こういった戦争ストレス、トラウマに対する視点を持つだけで古典への印象かなり変わる クセノポン『アナバシス』も大王の東征関連もそう

ゴジマイネタバレ感想 

木造船に備え付けられた機銃と回収した機雷でゴジラに立ち向かえ!はめちゃくちゃよかった ここが一番わくわくするまである でもこの期に及んで(民間にも)「時間稼ぎ」「捨て石」になることを暗に求める日本政府、変わってね〜という批判的な描写でもある… そこも含めて好きだ

ゴジマイそんなにネタバレじゃない感想 

ゴジマイの強化前ゴジラは的確に人間を狙うゴジラでどちらかというと恐竜映画の恐竜に近いかも 

中村江里『戦争とトラウマ 不可視化された日本兵の戦争神経症』手元にほしい…

カーディナーの『戦争ストレスと神経症』新装版が出るらしい ありがたい 

ヘファイスティオンのキャリアと彼と大王との強い感情的結びつきを軽視し彼の固い忠誠をbrown-noseに解釈することへの忌避

ヘファイスティオンがスーサで金の冠を授けられたの、大王に気に入られてたからで他に理由はないとか言われることあるけど論功行賞で金の冠を受けたのはほかの側近護衛官たちもそうで、その中にはおそらくリュシマコスやアリストヌースみたいなヘファイスティオンよりも活躍が目立たない、記されていない人たちも含まれている 彼らも側近護衛官として讃えられているならインド遠征で活躍が顕著だった(インダス川に架橋し都市建設や外交を担当しヒュダスペス河畔の会戦で戦った)ヘファイスティオンが論功行賞に名前挙がらないわけがないんだよなぁ

12月8日にテキスト改訂されたDancing with the Lionの新版が出るらしい 紙の本も購入予定だったけどこっちを買う

ゴジマイネタバレ感想 

ゴジマイ、それなりに面白いし俳優とセットとゴジラのテーマとVFXが良いので(考証的なことはわからない)劇場で観るのに向いてると思う でも最後敬礼しなくてよくない!? 軍でなく民間主導の作戦、戦中のように1人も犠牲を出さない(実際わだつみ作戦時は出さなかった)と言ってるのに敬礼したら普通に台無しじゃん まぁ吉岡秀隆がめちゃくちゃよかったのでそれを観れただけでも満足なんですが…

ティマルコスが若い頃の売色についての噂を壮年になってから告発されるのは『ティマルコス弾劾』の言うまでもない前提として全然書いてなかったからあまりよくなかった

これは「かつての不適切な関係」を弾劾するための弁論で40代の2人が関係を持っていたとするものではありません 

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こういう話してるときが推しカプの話してる時と同じくらい楽しい

サフラン色の服、歴史創作のアデア=エウリュディケにも着せてるんだけど彼女は「あえて」着せなくてもいいかもしれないと思いはじめた… 最期は夫とジェンダーロールが逆転したとはいえ 「アマゾネスの如き」権力行使を望んだ、その勇気が女性の行動規範、ジェンダーロールに沿わず、男性に従属する「女性的」とされる(男性に許容される)領域に収まっていなかった人だから

栗原麻子「民主制下アテナイにおける「おんな男(ホ・ギュンニス)」と「男のなかの男たる女(ヘ・アンドレイオタテ)」」、すごく面白いし女性史、ジェンダー史、マスキュリニティ研究の視点は絶対に歴史研究も歴史創作も豊かにする 大王が「サフラン色の服」を着がちなのは私の絵として出力される彼がいわゆるイエベな他にもサフラン色の服が「女性的」とされていたのを意識してやっていたことではあるけど、この論文を受けて今後もサフラン色のキトンを着た大王は描いていこうと決意を新たにした 私の描きたいアレクサンドロス大王像には必要なので(推しカプに男女のジェンダーロールを当てはめて喜んでいるのではなく、男らしさからの逸脱、男性性と女性性のアンバランスな同居を描く意)

アイスキネス、デモステネスみたいに裕福な家に生まれずこつこつ働きながら弁論家としてのスキルを積み重ねていったの、えらすぎるじゃん(判官贔屓)

ティマルコスの売色を信じさせ糾弾するために「年長者と年少者の男色」の図式が必要で、不適切とされる同年代同士で関係を持っていた(らしい、噂が立っていた)ことは糾弾には使われなかったの、面白いな… アイスキネス的には同年代であることは理論として弱かったのかな わからん

アイスキネス『ティマルコス弾劾』、ティマルコスとミスゴラスの不適切な同性愛関係を信頼させるために実際は2人はほとんど同い年、今は40代にも関わらずティマルコスがまだ若者(稚児)、ミスゴラスが年長(念者)と強調してて、アイスキネスの修辞的技巧が伺えるし(その後適切に愛される青少年の名前を列挙してるのもあって)当時も「古代ギリシアの同性愛」は「年長者と年少者のもの」という通念が強かったこと、それでもその規範に沿わないカップルもおそらくいたことがわかって面白いね!もっと早く読めばよかったな

恐山のエルデンリング実況、すごく面白いしこれ見て私は絶対にエルデンリングプレイできないと判断した

今更『ティマルコス弾劾』読んだ めちゃくちゃ面白いじゃん

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